2013年07月13日

20万円を切る低価格3Dプリンタが登場

立て続けに、20万円を切る低価格の3Dプリンタが、日本でも発表された。

  • SCOOVO C170.jpg
オープンキューブ、20万円を切る国産3Dプリンタ - PC Watch

まず、オープンキューブという会社から、初の国産3Dプリンタ「SCOOVO C170」が発表された。
価格は189,000円。ただし、本体前面/左右のアクリルパネルは別売りで10,500円。
別売りにする理由は分からないが、併せて買えば20万円を超える。安く見せるためだけだったら、ちょっとセコい。

本体サイズは376×333×404mm(幅×奥行き×高さ)、重量は約15kgと、大きめで結構重い。ただし、重さは動作の安定にもつながるため、必ずしも悪いとは言えない。
造形素材は、PLA(ポリ乳酸)樹脂を使用。純正のPLAフィラメントは1kgロールが4,200円とのこと。
最大造形サイズは150×150×175mm(幅×奥行き×高さ)。積層ピッチは0.1mm。
硬質アルミを用いた3軸レールによる精度の高さと、非加熱式ベッドの採用による安全性が特徴とのこと。

Windows XP/Vista/7/8に対応し、インターフェイスはUSB2.0。「SCOOVO Studio」という日本語対応ソフトが付属する。

  • UP Plus 2.jpg
UP Plus 2

次に、米BRULE社からは、直販価格199,800円の3Dプリンタ「UP Plus 2」(中国Delta Micro Factory製)が発表された。

本体サイズ245×260×350mm(幅×奥行き×高さ)、重量約5kgと軽量、コンパクト。外カバーがないので、圧迫感はないが、チリや埃、さらには虫などが材料に付着したりして、工作精度に影響しないか気になるところ。

材料を熱で溶かしながら重ねてゆく熱溶解方式(FDM)で、オートキャリブレーション機能の搭載により、プラットフォーム位置の微調整を自動的に行ってくれるそうだ。

最大印刷サイズは140×140×135mm(同)で、積層ピッチは0.15~0.4mmで、オープンキューブに比べて、最大サイズや精度はやや劣る。

造形素材は、PLAに加えてABS樹脂が使え、1.5ポンド(約680g)のABS樹脂を同梱。
純正の700gx2巻のABS樹脂は10,800円とのことで、結構高い。
WindowsおよびMacに対応し、パソコンとはUSB接続するが、ソフトは付属せず、一般的な3Dモデリングソフトを使うようだ。

まだまだ一般家庭で気軽に買えるほど安くないし、サイズもでかいが、これから一気に改良が進んで、来年には家庭で気軽に使える製品が出てくる気がするな。



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posted by naniwa48 at 14:51| Comment(0) | TrackBack(1) | 工具 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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