USB規格策定団体であるUSB Implementers Forum（USB-IF）が、次世代USBのコネクタ「USB Type-C」の開発を開始したそうだ。
「USB Type-C」は、USB 3.1（8月に策定完了）向けのコネクタで、サイズは現行の「USB 2.0 Micro-B（Micro USB）」と同程度とコンパクトで、Lightningコネクタに刺激を受けたのか、ようやくプラグの向きを気にせずに挿せるようになる。
現行のコネクタ形状（Type-A、Type-B、Micro-Bなど）に挿して使うことはできなくなるが、それはUSB3.0のType-A（標準サイズ）がUSB2.0のコネクタに下位互換だったことを除けば、今までも似たようなもの。
過渡的には、変換アダプタや、変換ケーブルで対応することになるだろう。
「USB Type-C」規格は、2014年半ばの策定完了を目指しており、これの完成により、ようやくスマホやタブレットにも、高速なUSB3.1の搭載が可能になる。
2014年の年末商戦には、対応する製品を出したいという日程感だろうか。
蹴茶: 来年の今頃にはUSB3.0がスマートフォンでも利用可能になる?[2012.1.11]
実は、USB3.0用のMicro-Bというコンパクトコネクタは規定されているのだが、非常に不恰好だし、サイズも大きいので、全く普及していない。
スマホやタブレットで、データ量の大きいHD動画を見る機会も増えているが、速度面で立ち遅れていたモバイル機器のUSBインタフェースが、これでようやく時流に追いつけることになりそうだ。
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