2015年09月20日

トヨタが、新型プリウスを発表したが

prius.jpg

トヨタ、新型プリウスを世界初披露、大胆に変化したスタイリング (carview!) - Yahoo!ニュース

燃費はリッター40km? 新型プリウス発表!(河口まなぶ) - 個人 - Yahoo!ニュース

トヨタが、海外で新型プリウスを披露したが、すべてのスペックを公開した訳ではなく、現状分かっていないことも多い。

分かっていることは、一部推測も混じるようだが、次の通り。

・「Toyota New Global Architecture(TNGA)」と呼ぶ新プラットフォームによる高剛性で低重心のパッケージ
・ルーフの頂点を20mm低くして前に出し、エンジンフードも低く抑えて、よりスタイリッシュなシルエットを実現
・ボディサイズは、現行モデルに対し、全長4540mm(従来型比+60mm)、全幅1760mm(同+15mm)、全高1470mm(同+20mm)、ホイールベース2700mm(同±0)に拡大
・熱効率を40%以上に高めた1800ccエンジン
・バッテリーは、上位モデルはリチウムイオン充電池、下位モデルはニッケル水素充電池を使い分けるらしい。
・重量が1/3、容積が3/1にコンパクト化され、高効率SiC半導体パワコンを採用したハイブリッドシステムなどにより、現行製品32.6km/L(JC08モード)を上回る、40km/Lを実現(ただし、最下位モデルのみ)
・ミリ波レーダーと単眼カメラによる歩行者も認識する歩行者検知機能付衝突回避支援型プリクラッシュセーフティなど4の先進安全機能を備えた衝突回避支援パッケージ「Toyota Safety Sense P」を用意(オプションパッケージと思われる)
・4WDモデルも設定し、軽量四駆ユニット「E-Four」により、燃費は4WDでも35.0km/L(JC08モード)を実現
・販売は2015年年末から日本でスタートし、順次世界各国・各地域で発売を予定
・車両価格は、現行モデルの223万円~に対して、240万円~と、少し高くなるらしいトヨタとしては、技術の粋を集めたフラッグシップ製品だけに、燃費などの基本スペックは、当然、他社の追随を許さないものになりそうだ。
ただ、40km/L(JC08モード)という燃費が、装備を簡素化し、燃料タンクを小型化した最下位モデルのみらしいという点は、あまり褒められた姿勢ではないな。一方、4WDの35.0km/Lという燃費は、見たことがない数値で、これは世界に誇れるスペックだと思うな。

価格も、先代に比べ、少々高くなるようだ。

今、欧州自動車メーカーがPHV開発に力を入れる理由 | FUTURUS(フトゥールス)

ベンツやVWなどの欧州勢は、今、PHVに力を入れつつあるが、プリウスには、PHVの設定はまだない。1年後ぐらいには出す予定があるとの噂だが、他社のPHVが売れるようなら、早急に対応を迫られるのは間違いないだろう。

ボディサイズが、一回り大きくなったのは、日本より、欧米市場を意識したものか。
一方、燃費向上を最優先し、スタイリングは、全高が低くスマートになったが、その分、後部座席のヘッドルームは狭くなってしまったようだ。

トヨタ ランドクルーザー | 安全装備 | Toyota Safety Sense P | トヨタ自動車WEBサイト

衝突回避支援や自動運転関係の機能については、他のモデルで採用したものを、そのまま採用するようで、それほど新規性はない模様。
後から、マイナーチェンジで機能アップを図ってくるのかもしれないが、未来の車らしい新しさがないのはちょっと残念だな。

全体的に見ても、省エネの観点では世界最高峰を狙った車であることは分かるが、それだけではキープコンセプトでしかない。
せっかくのプリウスというブランドネームなのだから、ここで、さらに新しい未来のコンセプトを打ち出して欲しかったな。

関連記事:
「プリウスPHV」「i-MiEV」のモニター募集 | トドのつまりは・・・ - 楽天ブログ
トヨタが発売する燃料電池車「MIRAI」の未来は?:トドのつまりは・・・ V2:So-netブログ





ブログランキング・にほんブログ村へ
人気ブログランキングへ
posted by naniwa48 at 00:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 乗り物 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
コチラをクリックしてください

この記事へのトラックバック