「ハローキティフォン」、通話に特化したSIMセットで4月登場 - ケータイ Watch
音声通話とSMSのみに対応する折りたたみケータイということで、それにハローキティのガワをかぶせただけのイロモノ製品だと思いきや、スペックをよく読むと、意外にもいろいろ新しい試みがある製品であることが分かる。
まずは、これがイロモノであることを認めた上で、過去、そうしたケータイは、日本の携帯電話キャリアとのタイアップで発売されるのが通例だったが、これは、SIMフリーケータイであることが新しい。
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それは、「ハローキティ」にグローバル的な商品価値があり、日本だけでなく世界でもある程度売れる公算があるということだと思う。
また、通信面ではW-CDMAとGSMに対応し、BluetoothやWi-Fiもサポートというあたりから、これが単なるフィーチャホンではないことが伺える。
ブラウザもEメールも使えない、通話とSMSだけのケータイに、BluetoothはともかくWi-Fiが要るとは思えないからだ。そして、この本体に、IP電話の利用に特化したデータプラン、または、090番号での音声通話にも対応するプランに対応した専用SIMカードが付属し、データプランは月額1000円程度、音声プランは1500円~2000円程度で利用できるようにするという。
090の電話番号なしでも、IP電話が利用できるということで、フィーチャホンでは珍しくSIP搭載の電話機であることを示している。
それどころか、、GSMやW-CDMAではなく、IP電話が標準の通話機能して考えているようだ。
つまりは、これを買ってすぐに世界どこでも使えるケータイにしたいのだろう。
ただ、それを普通の形のケータイとして出しても、中国ベンダーなどの競合があり、高く売ることなど不可能。
そこで、ハローキティという付加価値を付けることで、激安スマホより高い値付けが可能となったのだろう。
ハローキティという奇抜な外形に騙されそうになるが、なかなかしたたかなコンセプトの新しいケータイだと思う。
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