渋滞回避を狙った中国の「またがりバス」がまさかの実車化、今後は実験走行も開始 - GIGAZINE
2016年春にSNSなど製品アイデアが発表された中国の「またがりバス」が、まさかの本当に試作車が開発され、まもなく実車を使っての走行実験が行われるそうだ。
「またがりバス」は、写真にあるように、道路2車線分の幅を持ったバスで、道路をまたぐように走って、中を2車線の乗用車が走れるようになっているという奇抜なアイデアのバスだ。
最初にアイデアが発表されたときは、眉唾物だなと思ったので、このブログでも取り上げなかったのだが、まさか本気で試作車を作っていたとはね。
China finally built an elevated bus that straddles traffic and it's totally bizarre | The Verge
北京の東の秦皇島市内で、試作車が公開されたそうで、内側が巨大な空洞があり、モノレールの車体のような外観で、
上半分が広い乗客スペースとなっている。
車体の下部の空洞は、高さ約2.1メートルらしく、一般的な乗用車は通り抜けられるが、トラックや背の高いRV車は無理。
というか、気にせず突っ込んでくる車も絶対あるから、事故が起こる可能性が高いだろう。
車幅も広いから、右折、左折はどうするのだろうと思うし、場合によっては、カーブでさえ周りをこすりそうで怖い。
余りに基本的な問題が多そうで、だから、まさか本当に製品化する気があるなどとは思わなかったのだ。
使用するにしても、ほぼまっすぐの道路を往復するだけ、みたいな限定された運用に留まる気はするが、それでも本気で作り上げたことは、ちょっと感心している。
中国では、今さら路面電車なんかを走らせるよりは、これの方が効率的でいいのかもしれない。
また、ここまでせざるを得ないほど、それだけ中国の渋滞問題が深刻なのかな、とも思えるな。
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