中国・掌閲科技、6.8型の電子書籍端末「iReader Plus」が2016年「10大文化創造商品」に選ばれる ? hon.jp DayWatch
中国・掌閲科技という会社が発売した6.8型の電子書籍端末「iReader Plus」が、中号で、2016年「10大文化創造商品」に選ばれたというニュースを読んで、どんな端末だろうと思いググってみた。
iReader ?致体?,随?随地??
公式サイトは、こちらだが、イメージが多すぎて翻訳も出来ず、なかなか詳細を把握しづらい。
中国・掌閲科技、6.8型の電子書籍端末「iReader Plus」を1.7万円で発売、ネットユーザーは好評価 ? hon.jp DayWatch
變輕變薄的掌閲 iReader Plus 閲讀器又來針對 Kindle 了 | 愛範兒 | 數碼講 - fanpiece
おあちこちのニュースなどから情報を集めると、掌閲科技は、元々、スマートフォン電子書籍ビューワアプリ「iReader」で成長したソフトハウスだそうで、そこが電子書籍専用の端末を発売し、それが人気を呼んでいるらしい。
「iReader Plus」のスペックを拾ってみると、「10大文化創造商品」は大げさではあるが、悪くない商品には見えるな。・E-Ink社の6.8型E-Ink Carta電子ペーパー(解像度は1440x1080ピクセル)を採用。
・20段階の輝度調整が可能なフロントライト。
・サイズは不明だが、厚みは8.7mmで薄く、208gと軽量。
・SoCには、IMX6SLを採用するが、ARM Cortex-A9(1GHz)のシングルコアであり、正直大したものではない。
・内蔵ストレージも8GBで、メモリカードも使えないので、マンガや自炊ファイルを大量に持ち運ぶのには適さない。
・中国の複数の電子書籍ストアに対応し、読める中国語作品数は多いことで定評があるらしい。
・Wi-Fiは、2.4GHz/5GHz帯の両対応。
・バッテリー容量は、1,600mAh。
・EPUBなど複数ファイルフォーマットに対応。
・スマホアプリとの間で、購入図書やしおり位置などの同期が可能。
・白と黒の2色展開。
・価格は、999元(約1.7万円)というサイトと、899元で200元のクーポンが使えるというサイト(約1.2万円)があり、情報が交錯しているが、もし後者の価格で買えるなら、スペックを考えればそこそこ安い。
6.8型E-Ink Carta電子ペーパーの採用が最大の売りだが、同じパネルを採用した端末は楽天Koboなどからも出ており、それほど新鮮という訳でもないが、汎用の電子書籍リーダーとしても使えるなら、悪くないスペックかも。
気になるのは、「EPUBなど複数ファイルフォーマットに対応」という点。
EPUB以外にどんなフォーマットに対応するかも気になるが、EPUB自体も、マルチ言語対応のEPUB3に対応しているのかどうかが気になる。要するに、そうでないと、日本語の電子書籍が表示できないからだ。
ググってみたのだが、この辺の詳細スペック情報が見当たらず、買っていい物かどうか判断が付かない。
また、商品自体の購入先も、AliExpressやBestGearなどの通販サイトでは売られておらず、現状は国内への直販のみたいで、海外からは購入できるサイトが見つからないな。
この2点が解決すれば、購入を検討してもいいのだが、なかなか障壁は高そうだ。
中国の2015年の電子書籍市場規模は順調に成長、約776億円に ? hon.jp DayWatch
ちなみに、中国の電子書籍市場は、急速に伸びているようだ。
2015年の規模が約776億円というから、日本の市場規模の半分ぐらいだが、伸び率が大きいらしく、
中国の電子書籍出版大手ChineseAll社「市場は年40%の成長ペース、来年は4.8兆円市場に」 | HON.jp News Blog
2016年には4.8兆円まで拡大するとの予想も出ており、そうなると一気に日本どころか、約1.65兆円の米国も抜いて、世界一の電子書籍大国になってしまうが、本当だろうか。
動画や音楽にはお金を出さない中国人も、書籍にはお金を出すんだろうか? 俄かには信じがたいな。
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