Anicaの超小型スマホ「K-Touch i10S」を、知り合いが購入したそうで、見せてもらえた。
見せてもらえただけでなく、ご厚意で、知り合いがセットアップする前に丸1日以上、借りることができたので、簡単にレビューしておきたい。
地味な外箱を開けると、
本体以外の付属品は、充電ケーブル、ソフトケース、マイク付きイヤホン、保護フィルム、SIMピン。
本体裏側はこんな感じ。
とりあえず、自分のアカウントを入れて、初期設定をし、一通り使ってみた。・重さは、実測で88gだった。思ったより軽い。
・「K-Touch i9」みたいに、マルウェアに汚染されているような症状は、起きていない。
・タッチパネルの感度は、「K-Touch i9」よりはマシだが、決していいとは言えない。「K-Touch i9」は画面左端がタッチしにくかったが、「K-Touch i10S」はむしろ右端がタッチしにくい。ソフトキーボードのBSキーが押せないぞ。
・バッテリーの持ちは、「K-Touch i9」や「Soyes XS」より明らかにいい。特にスタンバイで放置した時に電池の減りが小さい感じだ。「Soyes XS」で帰宅までギリギリ持つか持たないかの使い方で、「K-Touch i10S」だと、帰宅まで余裕でバッテリーが持つ。
・microSDカードを内部ストレージ化できるAdabtive Storage機能はあるが、手元にあった128GBのmicroSDXCカードを、内部ストレージとしてフォーマットしたところ、使えるようにはなったものの、なぜか容量は32GBしか認識しなかった。
なので、32GB以上のmicroSDXCカードを差すのは意味がないかもしれない。
・リアカメラは、500万画素だが、「K-Touch i9」同様、画質は、メモ用に使える程度の域は脱していない。
・Bluetooth Audioで、コーデックはSBCしか使えないようだ。音楽を本格的に聴くには、物足りないかも。
・FMラジオは、日本の周波数バンドには対応せず、また、感度も平均以下であまり良くない。1局も受信できなかった「K-Touch i9」よりはマシだが。
使い始めて翌々日には、ファクトリーリセットを掛けて、知り合いに返却してしまったので、もう手元にはないが、丸一日以上使わせてもらって、「K-Touch i9」ほどは出来は悪くない印象だ。
カペルスキーでもチェックしたが、「K-Touch i9」のようなマルウェアは潜んでいないようで、知り合いも安心していたな。
ただ、画面の周囲のタッチパネルの感度の悪さと、microSDカードが内部ストレージとして32GBまでしか認識しないのは、今一つだなぁ。バッテリーの持ちがいいのは、いいけど。
いい点、悪い点もあり、惚れるほどではないし、「Soyes XS-L」や「iLA R17」が間もなく発売されることもあり、私自身は、もうちょっと待ってみようと思う。
【追記】返却した「K-Touch i10S」だが、その後、知人から挙動がおかしいと言われ、 カスペルスキーでチェックしてみたところ、 「K-Touch i9」そっくりの状況になっていることが判明。
すなわち、通信を有効にしておくと、外部から操作され、マルウェアが次々と勝手にインストールされてしまい、アプリと関係なく広告が表示されるようになる。Anicaはやっぱり駄目だな。
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