まず、超縦長画面の「Melrose 2019」に比べて、「Soyes S10」のアプリ画面は見やすいし、ボタンも大きく表示され、タッチ操作しやすいのだが、さらにもう少し工夫を加えてみた。
「Soyes S10」の文字サイズを一番小さく設定しても、一番よく使う「ラジオ番組向きプレイヤー」アプリの一番下の文字がはみ出す。
同じディスプレイ解像度の「Unicool U2」ではこんなことは起きなかったので、おそらくDPI値(画素密度)の違いが影響しているのだと思われたので、実際に画面のDPI値を変更してみたのだ。ADBコマンドでDPIを変更-KIWAMIのデカすぎる表示を小さく、領域を広くする | orefolder.net
手順はこちらを参考にされたい。
「Soyes S10」のDPI値を確認すると、260dpiというかなり特殊な値。これを、PCとUSBでデバッグ接続し、ADBコマンドで変更してみる。
結果、240dpiに変更して、文字サイズを小にしたら、こちらのように、「ラジオ番組向きプレイヤー」のメニューも1列に収まり、画面がすっきりした。
他への画面への悪影響については、全般に文字が小さくなり、一部の文字が読みづらくなるが、それほど大きな弊害はなさそうなので、今後はこの設定で行きたい。
また、バッテリーの持ちも「Melrose 2019」より格段にいいため、平日は帰宅までバッテリーの残量を全く気にしなくていいし、出張の長い移動中に、普段より長くラジオ番組を聞き続けても、帰宅まで電源が切れないのがいい。
なので、平日にDAPとして持ち歩いていた「Melrose 2019」に代えて、これからは「Soyes S10」を使うことにする
「Melrose 2019」は、まだどこも壊れてていないし、もったいないんだけどね。とりあえず、バックアップ機に格下げとする。
もちろん、「Soyes S10」にも、残念な点はいくつかある。
OSがAndroid 6.0で古い
古いことで、機能的に不満があるわけではないが、Androidの場合、すでにAndroid 5.xで使えないアプリが出始めており、古いOSは、使いたいアプリが使えなくなる恐れが高くなる。Android 6.0だと、来年ぐらいから動かないアプリが増えそうだ。
実際、ネットラジオ関係でも、「らくらじ」アプリは、既にAndroid 6.0では動かないという例がある。
一方で、せっかく買ってしまったからには、賞味期限が短い「Soyes S10」を優先して使わないと損、考えることにする。
Bluetooth接続アルゴリズムがおかしい
通常、ペアリング済のBluetooth接続は、最も電波強度が強い(=近くにある)デバイスから順に試すものだが、「Soyes S10」は、必ずしもそうはなっておらず、電源が入っていないカーナビやイヤホンにやたら接続しようとして、近くにある繋ぎたいイヤホンに、全然接続しにいかないことが多々ある。
特に、6個以上のデバイスをペアリングすると、途端にどのデバイスにも接続できなくなり、リトライし続ける困った状況に陥ることがよく起きる。
実は、これ「Soyes XS」でもよく起きた現象で、このことは、「Soyes S10」のファームウェアが「Soyes XS」とほぼ同じ、という証拠なのかもしれない。
Bluetooth AudioのコーデックはSBCのみ
また、DAPとして使うには、Bluetooth Audioのコーデックは、SBCしか使えないらしいのは弱点。
高音質で音楽を聴きたい人間には向かないが、私のように、ラジオ番組を中心に聞く人間なら、割り切って使える範囲か。
ケースや液晶保護フィルムがない
ケースや液晶保護フィルムが付属しない点については、液晶保護フィルムは、ダイソーで買ったフリーサイズの保護フィルムをカットして、とりあえず貼り付けた。
ケースについては、どこにも売られていないので諦めた。タフネススマホなのだから、付いた小傷も「味」と考えて使うことにする。
なお、平日は「Soyes S10」を使うことにしたが、週末は、歩数計とDAPを兼ねて、スマートウォッチ「LEMFO LEM T」を持ち歩いており、これは変えるつもりがない。
引き続き「LEMFO LEM T」を使い続ける予定だ。
街歩きには、その方が持ち物が減って、トータルではいいからだ。
関連記事:
タフネススマホ「Soyes S10」を一日使ってみた:トドのつまりは・・・ V2:So-netブログ
コンパクトスマホ「Soyes S10」をぶら下げていたら・・・:トドのつまりは・・・ V2:So-netブログ


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今回のDPI値をいじる話は、小生の腕ではちょっとハードルが高そうですが、とりあえず今のところは小生にとっては問題ないので、このままかなと。
小生はMVNOのデータ専用SIMを入れて使用していますが、電池のもちもよく、どんどんお気に入りになってきました。ただ、さすがにカメラのレベルだけは使っているうちに、やや不満なシーンが増えてきました。そのあたりもおいおい拙ブログに上げていきますが、いずれにしろ、極小スマホとして気軽に使えることの価値が感じられてきました。
これからも、また関連記事を期待しています。
DPI値変更は、Android 8だと、開発者向けオプション画面で、簡単に変更できるんですけどね。Android 6だと、PCがないと変更できないんですよね。
カメラは同感。オート撮影で失敗が多いです。撮影モードの自動判定があまり賢くない感じがします。
iiijmio,楽天モバイルのdocomo回線通話simが使えず、
契約、解約を繰り返し路頭に迷っています。
docomo回線の通話simが使える会社を教えていただけないでしょうか。
このままだと何台分もの違約金、MNP手数料を浪費してしまうので、どうか宜しくお願い致します。
申し訳ありませんが、私、SIMは差さず、Wi-FiのみでDAPとしてしか使っていませんので、どこのSIMが使えるかは全く分かりません。
4Gの対応バンドを見ても、おそらくドコモには使えず、使える可能性があるとしたら、ソフトバンクでしょう。それも何の保証もありません。
他のブログの記事を探しましたが、ドコモ回線も、いわゆるプラチナバンドは使えないので、エリアが狭くなる可能性はありますが、使える可能性はあるようです。
ところで、差したSIMのAPN設定はされましたか? 設定しないと、通信はできません。
こちら田舎なのでダメそうですね。
差したsimのapn設定は致しました、一応カート2に読み込めるのですが、通話もデータ通信もできないです。また通話simはカート1で読み込めないと使えないようで、カート1で認識するにはmicro simにしないとダメらしいので、まずはそれを試してみます。
また、nuroのsoftbank simで通話できたと言う情報をいただいたので、最悪そちらを契約しようと思っています。ご回答ありがとうございます。
ソフトバンクSIMなら、プラチナバンドが使えるはずですので、ドコモとりは広いエリアで使えるはずです。
また、ローエンドのSoCでサポートしているDSDSでは、第2SIMは、3Gまでですので、実際には第1SIMしか使えないと思った方がいいです。
DSDV対応スマホなら、4G+4Gで使えますが。