慌てて起きて、洗面化粧台を確認すると、洗面ボウルの下の扉を開け、奥さんが既に中に入っているものをすべて出した状態だったが、底板に敷いたクッションが確かに濡れている。
何が水漏れしているのだろうか?
まず最初に考えるのは、蛇口に繋がる水道からの水漏れ。
ところが、水道管を触ってもどこも濡れていない。
何が濡れているのかと触って確認すると、扉の奥にぶら下げられている乳白色の容器に、水が目一杯溜まっており、少し触るだけで、そこから水が零れ落ちる状態であることが判明。この容器は、壁面のネジにぶら下げられているだけなので、水が零れないようそろりと取り出し、中に入っている水を捨てた。
それ以外に、水漏れしている様子はないようだ。
この容器、伸縮式のシャワーホースの余ったフレシキブル管が差し込まれていたものの、ホース自体は単に丸めて差し込まれているだけで、容器とホースは直接繋がっていない。また、管が水漏れしている様子もない。
だったら、この容器、何のためにあるのだろうか?
疑問を解消するため、家を買ったときに貰った取扱説明書を探して読んでみたところ、ようやくこの容器の目的が分かった。
我が家の洗面化粧台は、シャンプードレッサーが付いていて、そのホースが蛇腹で伸縮式なので、ホースを通す洗面台の穴との間には、少し隙間ががあり、洗髪したときにどうしてもわずかに水がホースを伝い穴から洗面台の中に垂れてしまう。
そこで、そのホースから垂れ落ちる水を受け止めているのが、乳白色の容器だったのだ。
この容器が、ネジにぶら下げられているだけなのも、1年に一度ぐらいは、溜まった水を捨てて欲しいから、だという。
洗面化粧台の取扱説明書なんて、家を買ってから一度も読んだことがなかったので、このことを全く分かっておらず、買ってからずっと水が溜まり続けていたようだ。
ただ、我が家では、洗面化粧台で洗髪をする人間はいないため、貯まる水は毎年僅かで、これまで溢れることがなかったみたい。
ただ、12年使い続けて、それがとうとう溢れてしまった、ということのようだ(あるいは、これまでも、多少漏れていたことがあったのかもしれない)。
皆様も、もしお宅の洗面化粧台の扉の奥に謎の容器があれば、それは、定期的に水を捨てる必要があるそうですので、一度確認してみましょう。
今回は、容器の水を捨てて洗浄した後、濡れてしまったシートを交換し、容器は元通り戻した。
また、ホースを通す穴のネジが緩んでいたので、それか固く締め直し、少しでも水が漏れが減るようにした。
我が家の場合、洗髪はしないので、容器に貯まる水も少ないだろうから、ときどき水位を確認しながら、5年に1度ぐらい水を捨てれば大丈夫だろう。
まいったな。やっぱり、取扱説明書って、しっかり読まないといけないんだな。
家電製品の取扱説明書は、割としっかり読む方だと思うが、家電製品とは言えない住宅機器でも、定期的なメンテが必要であり、それを知るには取扱説明書を読む必要があったとは・・・新しい発見だったな。
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