2021年11月16日

楽天モバイルの事業は軌道に乗ったのか?

楽天モバイルの契約数は411万に--三木谷氏はローミング終了後の業績改善に自信 - CNET Japan

楽天グループが、2021年11月11日に、2021年12月期第3四半期の決算を発表した。
売上高は前年同期比15.4%増の1兆2006億円、営業損益は1084億円と、引き続きの赤字決算となったが、赤字の主な要因はこれまで同様、楽天モバイルを主体としたモバイル事業への先行投資によるものとのことだ。

それでも、MVNOサービスの利用者が「Rakuten UN-LIMIT VI」へ移行し、無料キャンペーンが適用された影響を、無料キャンペーンが終了したユーザーからの売上増で補っており、売上は伸びているそうだが、ネットワークの拡大に向けた先行投資もあり引き続き損失も増えているらしい。

cnet_20211111_4.png

その先行投資によるエリア拡大については、当初予定よりは遅れているものの、2021年10月14日時点で人口カバー率94.3%にまで達し、39の都道府県で、既にKDDIとのローミングの終了が予告しているそうだ。

私が住む神奈川県でも、地下鉄の駅などを除くと、ローミング回線に繋がることはほとんどなくなっており、一応繋がるがアンテナ一本で、ほとんど通信できない、という状況は、以前より増えた気がするのは、そのせいだろう。ただ、楽天モバイル回線は、繋がりさえすれば、ローミング回線に比べて高速なのは間違いなく、ユーザーが増えた今でも、その状態は今も継続していると思う。

なお、楽天モバイルが発表した最新の携帯電話事業者としての契約数は、9月末までの時点で、411万となり、他社からのMNP移行も順調に増えているそうだ。

KDDIが提供開始した、0円から利用できる料金プラン「povo 2.0」の影響についても、「多少数字に反映されているなと感じている」が、大枠では「影響はないかなと思っている」とのことだ。

そして、「Rakuten UN-LIMIT VI」で開発した完全仮想化ネットワークは、「楽天シンフォニー」という新会社を作り外販するそうで、すでにドイツの進行携帯電話事業者である「1&1」からの受注を獲得しており、それに続く2、3号の案件についても、海外の大手携帯電話事業者から引き合いがあるそうだ。

それらの状況を踏まえ、楽天グループ全体での「2023年の単月黒字は十分可能と思っている」とのこと。

初期には、基地局設置が進まず、「本当に存続可能なのか?」と心配をした楽天モバイルだが、どうやら、何とか軌道に乗り始めたようだな。

私2回線、奥さん1回線の楽天モバイル回線を使用する我が家としては、ほっと一安心。

あとは、一利用者としては、通信障害を減らすことと、障害が起きた時の速やで明確な情報公開をしっかりお願いしたいところだ。

関連記事:
「Rakuten UN-LIMIT VI」の通信障害など:トドのつまりは・・・ V2:So-netブログ





ブログランキング・にほんブログ村へ
人気ブログランキングへ
posted by naniwa48 at 00:00| Comment(2) | 携帯キャリア | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
KDDIローミング終了に伴う楽天電波障害が気になります。
近所の大店舗ゆめタウン店舗内では、圏外病になり、店内でQRコード決済PayPayなどが使えない場面が多々あります。
楽天miniなので、もう1台のスマホ(IIJmio-eSIM)でテザリングで回避という面倒くさいことになっています。店外では、しっかり楽天回線です。
Posted by まっくんち at 2021年11月16日 05:42
まっくんち さん、こんにちは。
そうですか!
普段は、大型店舗は、コストコぐらいしか行かないのですが、そこは何とかアンテナがあるみたいで問題ないんですよね。
大型店の決済は、基本、クレカを使うこともあり、あまり気づいていませんでした。
今後、出歩くことが増えて、また問題を感じることも増えるのかもしれませんね。
Posted by naniwa48 at 2021年11月16日 12:04
コメントを書く
コチラをクリックしてください