トヨタ シエンタ | トヨタ自動車WEBサイト
購入手続きで、お店に行く必要があり、ついでに2回目の試乗をさせてもらった。
初回は、とりあえず慎重に周りを一周してきただけだったのだが、今回は既にネットでシエンタの取扱説明書もある程度読み込んででいたので、いろいろ試したいことがあり、1時間ぐらいかけて、実際に試してみたので、その感想を何回かに分けて書いてゆきたい。
まず、前回の試乗の時にも感じたのだが、普通に安全運転をする限り、改めてとても運転しやすい車であることを痛感した。
これまで、10年前の、先々代の三菱「デリカD:2」(=スズキ「ソリオ」)に乗っていたから、感想は、それとの差が主眼になるが、10年という年月の経過もあるし、スズキとトヨタの車づくりの差もあるのか、正直、雲泥の差と言っていい。
運転席は、手動でヘッドレスト高さ、前後スライド、シート高さ、リクライニングが調整でき、ステアリングも、チルトに加えテレスコピックが調整できるようになり、座りやすく運転しやすい姿勢をきめ細かく調整できるようになった。
窓が大きく、窓の下端が水平で視野が広いのは、昔乗っていたホンダ「モビリオ」をちょっと思い出した。
ドアグリップが高い位置にあるのも、この窓の大きさだからこそ、使いやすいのだろうと思う。しかも、「モビリオ」「ソリオ」はボンネットの先端は見えなかったが、この車は、ボンネットの両端が盛り上がっていて、運転しながら車幅が極めて掴みやすい。
パーキングブレーキが足踏み式なのに、シフトレバーが電子式というちぐはぐさは、特にパワーオンから実際に走り始めるまでの手順において、最初は戸惑う。
今はまだ、一つ一つ考えながら手順を踏まないと正しくできない。
何も考えずに、手癖で運転が始められるようになるまでは、しばらく時間がかかりそうだ。
ただ、一旦Dレンジに入れて走り始めると、そこからは極めて快適。
パワステは軽くて反応がいいが、機敏過ぎはせず、しかも、先々代「ソリオ」と違って、ステアリングのセンターの遊びが少なく、とてもハンドル操作がしやすい。
パワステのモーターを、高価なブラシレスモーターに変更したそうで、その効果が出ているようだ。
カーブや曲がり角でも、低速であればほとんどロールが感じられず、素直にくるっと回れるのは、TGNAプラットフォームの威力か。
先々代「ソリオ」だと、ボディの横幅より背の方が高いから、カーブではどうしてもボディがロールするし、カーブ終わりでのゆる戻しも感じるが、同じ速度で運転しても、新型シエンタでは、その感覚がなかったのは、ボディ剛性の高さと、横幅と背の高さの比率の違いか。
「ソリオ」は最小回転半径が4.8mだったので、新型ソリオの5.0mは若干大きいが、それでも、ボディが長いことを考えれば、健闘している。
我が家の近くに、畑の脇の4m幅ない狭い道があり、しかも、曲がり角に大きな石が置いてあり、反対には電柱があるため、慣れない工事や引っ越しのトラック、ミニバンなどが、よくどちらかに車をぶつけている。
ボディが長くなった分、ここでぶつけないか気になっていたのだが、速度を落とすと自動的にパラノミックビューモニターが表示される設定にしておけば、それを見ながら曲がれるので、まずぶつけることはなさそうだ(近接センサーの警告も出る)。
家の前の道路に入るとき、車庫入れを考えて、畑の狭い道のT字路で右後ろに曲がりながらバックする必要があり、「ソリオ」でも、バックしながら目一杯ハンドルを切る必要がある。
最小回転半径が0.2m大きな新型「シエンタ」で、どうなるか気になっていたのだが、ここもハンドルを目一杯切れば、「ソリオ」とほぼ同じ感覚で曲がり切ることができた。
パワステが軽いことや、ステアリングの遊びが「ソリオ」より小さいことも、いい方向に働いていると思う。
幅が4mない狭くて見通しの悪いT字路で、突き当りから右左折するような場合も、車速が落ちていれば、ここでも自動的にパラノミックビューモニターが表示されるため、上からの視点でT字路の左右に車が来ていないことを確認しながら、右左折することができる。
これなら、鵠沼のような、道が狭くて入り組んでいる住宅地でも、安心して走れそうだな。
今のところ、高速道路でのハンドリングについては試せていないが、街中を走る限りでは、ハンドリングはとても扱いやすく、細い道でも安心して走れる車だと思う。
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